2022年度からスポーツ健康センター長に着任した荒井先生にインタビューをしました。
先生は、ご自身が大学1年生になるまで陸上競技を行い、2年生からはライフセービングを行ったご経験があるそうです。また、最近はプライベートでキャンプにもはまり、陸、海、山、川、全てを制したとも言える荒井宏和先生にインタビューをしました。
荒井先生は、スポーツ健康科学部の学生なら一度は経験する”海浜実習”の実習長です。また、2022年度からは龍ケ崎キャンパスのスポーツ健康センター長に着任しました。
海浜実習の荒井先生
なんと、先生は大学院修士課程2年生の時に文藝春秋の有名誌である”Number”(2003年4月に販売されたSports Graphic Number:ベスト・セレクション/スポーツ・グラフィックナンバー編;必見!龍ケ崎C図書館に所蔵あり)に先生が携わっていたSurf rescueの活動についてノンフィクションの記事が掲載された経験もお持ちだそうです。そんな輝かしい過去をお持ちの”リーダー”に大学時代のこと、キャンプのお話等授業では聞くことができないインタビューを行い、まとめました。
☆大学生時代の先生に質問です。スポーツをする上で体づくりのために食事で意識したことは?
大学1年生の時は寮生活だったのでそんなに考えることはありませんでした。2年生からは寮を出て一人暮らしを始めたので、食事をなるべく自分で作るようにしていました。でも、練習後は疲れもあり作ることが出来ず、ほか弁で済ませることが多かったですね。定番は300円程で買えるのり弁。その生活をしていたらスポーツをしていることもあり、体重が激減してしまった失敗もありましたね。
☆大学生時代の先生に質問です。食生活は健康重視?好きな物重視?
当時世の中はバブル時代でしたが、一人暮らしをしながら仕送り7万円でやりくりをしなければなりませんでした。家賃(風呂無し)が4万円、電話代が1万円、お風呂代で1万5000円を差し引くと、残りの食費は・・・毎月5000円だけでした。アルバイトしても大きな足しにはならずお金が不足していたので、お金をかけずにできる工夫をしました。それなりに体を気遣った食事を自炊して食べていました。
☆大学生時代の先生に質問です。陸上やライフセービングをしていた学生時代に「普段の練習」と「試合・大会」では食事は異なる?
大会前はパスタが多かったですね。持久力向上、疲労回復に炭水化物を多く採るべきことを学んで実践していました。パスタは簡単に作れるからよかったです。その当時、友達にボディビルをしてる人がいて、彼は毎日体づくりのために自炊の弁当もってきていました。中身は鶏のササミ。その目的を達成しようと食事へのこだわりがあることに刺激されました。その後、大会前にササミを食べたりしていました。
☆最近の先生はキャンプにはまっているそうですね。キャンプをする時は現地で何かを食材を調達したりするんですか?
いや、食材は現地調達していません。キャンプ場に行くまでに購入します。キャンプの主役は”野遊び”です。食事に手間をかけすぎると、”野遊び”を出来ないのです。だから調理は簡単・手軽を重視しています。ただし、家族で行く時は、子どもたちに食育をしたいので、食材選びからこだわり、作る工程や後片付けまでをしっかり子どもと一緒に実践してそういった時間は大事にして使い分けています。
荒井先生のキャンプスタイル
☆具体的にキャンプ中の過ごし方を教えてください。
夏は川に行って泳いだり、コロナの時は自宅のガレージでテントを張ってキャンプしたりもしました。キャンプ場かそうでないか、場所によって楽しみ方とかも違うので、遊ぶ道具を買ったりつくったりして工夫しながら楽しんでいます。自宅がオール電化なので日常的に火を使わないと子ども達が火の扱いを学ぶ機会がなくなります。火は熱いとか、取扱いに注意が必要とか、日常的に触れていれば当たり前のことを学ぶ機会として焚き火をします。(前述のように)時に調理の時間も割いて、包丁の使い方を教えたりしています。あとは、大きな木から薪用に木を切る、薪割りもします。
最後にまとめです。キャンプの時の思い出の写真を荒井先生に沢山見せて頂きました。写真はどれもきれいで非日常的な世界観にあふれていました。現地で作った食べ物もどれも美味しそうなものばかりが並んでいました。ピザやケーキは全て生地から作ったそうです。丸鶏の蒸し焼きを作る際、子供達は蒸される前の鶏を見て、急に鶏に拝み始めたようです。自然の中で食事をするだけでも子どもたちの食育になるんだなと感じました。野遊びの中で学ぶことも取り入れてキャンプを楽しんでいる荒井先生でした。海浜実習中にも自然と戯れる実習長にご注目ください。