“RKU人”をつくる食

流通経済大学の教職員や学生・アスリートの
食生活、食エピソードをお伝えします。

“RKU人”をつくる食

大学職員の食生活−第1弾− 2021.09.06

龍ケ崎キャンパス−学生生活課 齋藤飛翔氏

齋藤氏は2019年度に本学スポーツ健康科学科を卒業した一人です。コロナ禍前に学生生活を送りましたが、卒業式は行われず、慣れない社会人新生活をコロナ禍でスタートした一人です。同じキャンパスにいるものの大学生から社会人の立場に変化したことで食事情にどのような変化があったのか、本学卒業生が社会に出てからの様子をインタビューしました。


・学生時代の食生活について

学生時代、私は軟式野球部に所属しており、また近所のスーパーでアルバイトをしていたため、夜遅くに食事をすることが多かった生活習慣でした。また、毎日三食とるように意識していましたが、履修している授業が2限からの日は起きるのが遅く、朝食を抜くこともありました。しかしながら、実家暮らしであったため、ある程度栄養バランスのよい食事は実践できていたと思います。また、当時は部活動のほかに自主的に筋力トレーニングを週3〜4日くらい行っていたので、体型も理想的な値を維持できていました。学生時代にもし一人暮らしをしていたら、当時の食に対する意識や行動からすると偏った食生活だったかもしれません。

 

・社会人になって食生活面で変わったこと

現在は部活動やアルバイトがあった学生時代とは異なり、夕食の時間をしっかりとれるようになりました。夜遅くに帰宅することも少なくなったため、生活が規則的になり、家族と一緒に食事をすることもできています。結果として、家族間のコミュニケーションも多くなりました。仕事や将来について話す大切な時間です。また、今の食生活で気を付けていることは、学生時代に比べ運動量が減少したので、エネルギー収支が増えないように活動量に見合う食事量にするなどの工夫をしています。具体的に簡単にできる方法として清涼飲料水などの糖質の多い飲み物は休日のみとするなど、自分の中でルールを作り実践するようになりました。社会人になった現在のほうが、学生時代より良い食生活を実践できていると思います。

 

・栄養ゼミに所属していたときに学んだ知識と実践していること

私は大学3,4年生当時にスポーツ栄養を専門とするゼミに所属していました。ゼミ活動では、二人一組で減量を行う機会がありました。ひとりがアドバイス役、もうひとりが減量(増量)を行う役です。私は実際に減量を行う役になりました。筋量を落とさず減量する方法をパートナーと考え、先生にも相談をしました。具体的に実践した方法としては、当時摂取していた炭水化物の量を普段の3分の2に減らし、主菜もたんぱく質が多く脂質が少ないものを選んで食べるようにしました。加えて、普段の筋力トレーニングのほかに体脂肪を燃焼しやすい運動様式である有酸素運動を取り入れました。その結果、筋量を維持し、目標体重に到達することができました。この時得た経験は、現在でも応用できており(炭水化物の量をコントロールすること)、体重が理想より増えてしまったときに実践しています。また、平日の昼食はおにぎりのほかにたんぱく質の多いヨーグルトを食べるなど、社会人だからこそ体型を維持できるような食事を心がけています。

 

・社会人として大学生に(食生活の)アドバイスを!

自身の経験を踏まえて一人暮らしの学生に限らず、実家から通っている学生も今のうちから食生活に気をつかっておくことが大切だと思います。大学生当時よりも社会人となった今、食生活を改善し、身も心も元気になっていると自分自身感じています。学生時代からもう少し気をつかっておけばよかったと後悔さえしています。学生のみなさんも一度自分の食生活を見直してみてはいかがでしょうか。そして改善する必要があるなと感じたら、改善する努力をしてみてください。学生のうちから食生活を改善して、より豊かな学生生活を送りましょう!


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