“RKU人”をつくる食

流通経済大学の教職員や学生・アスリートの
食生活、食エピソードをお伝えします。

“RKU人”をつくる食

流通経済大学付属柏高等学校の柴田一浩校長の「食」と「健康」への向き合い方とは? 2022.10.26

柴田一浩先生は、保健体育科教育を専門とする教授であり、現在高校の校長先生でもあります。


本学の保健体育科教育をご専門とする教授である柴田先生です。2022年度から流通経済大学付属柏高等学校の校長先生となり、校長室での執務が多くなり運動不足と感じており、食事や普段の生活管理で健康に気を遣うようになったということです。

現在、柴田先生が食事面で気を遣われているポイントは、「必ず三食食べること」です。特に、「野菜を摂る」ということができるように昼ごはんに手作り弁当(おにぎり二つとおかず)を持って通勤しています。昔よりも健康づくりの維持管理するために食事量とバランスに気を遣うようになり、飲酒量も減りました。ただし、厳しい食事制限をするだけでなく食事に気を遣うようになりながらも、「料理や食事を楽しむ」ようにもなりました。また、健康管理面から睡眠も重視しています。早寝早起きを意識しており、夜は21時には就寝し、7時間の睡眠時間は確保して休養の重要性も体現されています。

 

料理好きで、よくBBQを自宅でします。

実際に保健体育の教師として学校現場にて長年の教育経験を経て本学に着任されたわけですが、青年期の生徒の健康管理のために食事面で意識して指導してきたことについて質問しました。結論としてご自身の食生活についても重要視しているところを指導にも反映しているとのことです。「1日3食しっかり食べること」を指導しています。学校現場では、特に女子には痩せ願望がある生徒も多く、適切な食事をとっていないケースも多いです。保健体育の視点からすると適切な食事をしないと月経不順などの健康面の大きな問題も生じてしまいます。運動部に所属する生徒には特に、従事する種目特性を踏まえたスポーツ栄養学的な視点で食事管理が必要であることも意識して伝えて来たようです。また、生徒の健康管理で指導する面については、校長の立場になった今、全校生徒の総合的な健康について考えるようになりました。現状、生徒には身体の健康のみならず、精神的な健康についても様々な課題を抱えている生徒がいるので、教師だけで解決しようとはせずに専門的な知識や技能のある方と連携を図って対応することも重要なようです。またご自身が体現されているように生徒達には十分な休養を取る重要性を示しています。現在高校の方でも、運動量の多い生徒には運動量によって生じた疲労を翌日には回復できるように休養を取ることは伝えています。運動をする人は、ケガ予防の体づくりのためにも休養の重要性が高いと考えています。

最後にこれから保健体育教師や教育現場を目指す学生に対して、食事や健康について心がけて欲しい事について質問しました。その答えは、ここまでの内容を重複していますが、適度な「運動」、バランスの取れた「栄養・食生活」、心身の疲労回復と充実した人生を目指す「休養」の大切さを理解し、自ら実践することを通して得られた成果や課題を、生徒に対しの自分の言葉で伝えることができる教師や指導者になってほしいということです。

このインタビューと記事執筆については、付属高出身であり本学の現学生でもある土居大吾さんと柳田翔吾さんが行いました。


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